↑守りたいこの笑顔
どうもあるくです。
伝説戦の2シーズン目ですが今期も1800↑の構築をしっかり組めたのでご紹介します。
追記:JCS2021の予選大会で最終117位、最高20位を達成したので記念スクショ貼っておきます。戦績としては32勝13敗でレート1747でした。
1構築目はゼルネアスを組んだので今期はカイオーガと仲良くなりました。よくいる素早さを重視しているカイオーガではなくHBにしっかり振った配分で組んでみました。カイオーガの相棒としてはじゃくてほけんを発動できるキュワワーを据えて構築をスタート。キュワワー&カイオーガは2匹でめちゃくちゃシナジーのある組み合わせで幅広い相手に対応できる強力な並びだったのでぜひ使ってみてください。
キュワワー&カイオーガのここが強い
コンボが成立しやすい
キュワワーの特性ヒーリングシフトにより回復効果の持つ技を優先度+3で出すことができるので味方殴り汎用対策として組み込まれるこのゆびとまれ、いかりのこなを無視して発動できます。またねこだましに関しても優先度+3同士なのでキュワワーより早いポケモンのねこだましでなければ止めることができません。
このルールでメジャーねこだましポケモンはガオガエン、ゴリランダーの2匹でガオガエンに関してはキュワワーの方が早く、ゴリランダーに関してはすばやさ重視した配分以外では止めることができません。幸いゴリランダーのヘイトは隣に並ぶカイオーガに行くこと、カイオーガとゴリランダーの特性発動順番で判断できるため、想定外のコンボ阻害はほとんど受けません。またゴリランダーがキュワワーにねこだましを打っている場面は大体カイオーガが自由なのでほぼほぼ有利です。
カイオーガの馬鹿火力
じゃくてんほけんを発動させたカイオーガの火力は凄まじくダイマックスポケモン相手でも並の相手ならワンパンすることができます。わかりやすいカモは流行りのとつげきチョッキボルトロスでほとんどの個体を雨ダイストリームの一撃で持って行くことができます。H175チョッキボルトロスだと乱数50%程度になってしまいますが次のねこだまし、グラススライダー、キュワワーの先制技圏内です。
トリック耐性
味方殴りをする構築の永遠の課題であるだっしゅつボタントリックへカイオーガは耐性持っています。バグなのか仕様なのか不明ですが持ち物を消費済のカイオーガ、グラードンに対してはトリック、すり替え等がうまく決まりません。初手でじゃくてんほけんを発動させてしまえばエルフーン、ヤミラミのすりかえを警戒せずにすみますし、知ってる相手はそもそもトリックしてきません。せっかくじゃくてんほけん発動させたのにだっしゅつさせられた…!!みたいなことにならないのでめちゃくちゃ快適です。
フラワーヒール&アロマセラピー
キュワワーが生き残った際にはフラワーヒールで体力を補強でき、ダイマックスターンを3ターン十全に使い切ることができます。キュワワーが落ちる展開の場合はカイオーガに余力があることが多いのでどちらに転んでも有利な場面が多いです。
見慣れない技のアロマテラピーですが自分の場のポケモンの状態異常を治す効果があり相手のねむりごな、きのこのほうし、あくびを受けてしまっても次ターン回復できます。
個別解説
カイオーガ
H-B:
補正ありタイプ強化アイテム持ちゴリランダーのGF下グラススライダーをダイマックスなしで確定耐え
伝説戦の王。火力にほとんど振っていない個体でもC190あるバケモノ火力なのにH207-B137-D161と高い耐久値を確保しているヤバいポケモン。そこからHPと特攻が倍になるってホントですか???
本構築はカイオーガ全振り構築なので殆どの場合ダイマックスします。相手次第だが雨を維持せずとも、火力が足りている場面も多いのでダイアイス振ってもあまりデメリットにならない点も偉いです。キングドラ相手などは積極的に天候を書き換えてもいいかも。
物理に厚く耐久を割いているのでボルトロス、ゴリランダー前でもしっかり耐える耐久があるので勇気を持って動かしましょう。
技構成は150ダイストリームになるメインウェポンのしおふきは確定。ゴリランダー等のカイオーガを見て出てくる草タイプをしばける冷凍ビームも準確定。カイオーガミラーでの打点となるかみなりと大切に使う必要があるためのまもるで4枠うめました。ダイマックス後しおふきを打てない場面用にこんげんのはどうやねっとうなど水技を採用したい気持ちもありますがエースとしての範囲を広く取りたいため3ウェポンで最終的に落ち着きました。
またキュワワー、ファイアローのおかげでそこそこ体力残したまましおふきを打てる場面もままあります。じゃくてんほけんが発動しているので多少削れても通常時のこんげんのはどうよりも火力を出せている場面も多いです。
キュワワー
キュワワー@オボンのみ(ヒーリングシフト・ずぶとい)
158(252)-×(0)-141(148)-102(0)-144(108)-120(0)
ドレインキッス/ギガドレイン/フラワーヒール/アロマセラピー
ぽけっとふぁんくしょん!
カイオーガの相棒枠。ねこだましこの指でまらない革命的な味方殴りマン。味方殴りしておきながら次のターンフラワーヒールしている姿はDVしたあと優しくなるやつみたい。配分は半減実込みでザシアンのきょじゅうざん耐えを使い回ししています。
味方殴り用ウェポンとしてギガドレインは確定で、カイオーガの耐久維持にフラワーヒールも準確定。カイオーガ倒れた後悪ウーラオスが重いのでドレインキッスも搭載(なお悪ウーラオスはCに振らないと確定1にならないので注意)最後の1枠には眠り、麻痺等の状態異常絡みをまとめてケアできるアロマセラピーをチョイスした。アロマセラピーは回復技判定にならないのでヒーリングシフトはのらない点は注意が必要です。(1敗)
カイオーガの女房役としてしっかり活躍して使っていて楽しかったポケモンです。
トゲデマル
141(4)-150(252)-83(0)-×(0)-93(0)-162(252)
ぽけっとふぁんくしょん!
ひらいしん枠として採用。カイオーガ全振りの構築なのでかいでんぱ、ダイサンダーをまとめて受けれるひらいしんをもつポケモンを採用した。ひらいしん持ちを採用するとパーティのトータルパワーが落ちるのでその分カイオーガの負担が大きくなっているのはご愛嬌。この枠にサブエースを採用してカイオーガをメインに据えない構築にするという案もありますが今回はカイオーガ全振りがコンセプトなので見送りました。
技構成はS操作兼嫌がらせのほっぺすりすりに白バドレックス、ゼルネアスなどに通るアイアンベッド。ザシアンなどの妨害技としてねこだまし、最後のひと枠にディアルガ他特殊高火力組への対抗手段としてかいでんぱをチョイスしました。トゲデマルはかなりCの種族値が低いのでボルトチェンジなどを採用してカイオーガの保険発動ルートを確保するのも一考です。またひらいしんを場に維持するためにニードルガードも欲しい場面も多く技構成は悩やましいところ。
ゴリランダー
ゴリランダー@いのちのたま(グラスメイカー・いじっぱり)
199(188)-193(244)-112(12)-×(0)-91(4)-113(60)
グラススライダー/10まんばりき/ねこだまし/まもる
ぽけっとふぁんくしょん!
H-B:+1ザシアンのきょじゅうざんを確定耐え
いつものゴリランダー。毎回ゴリランダーが構築に入ってくるあたりゴリランダーが好きなのかもしれない。カイオーガミラーにおける強烈な打点をもち、レジエレキを手早く処理できる上に、ザシアンのみがわり連打でダイマックスを枯らされる展開でのみがわり壊しの役割も担うよくばりポケモン。また地面技を採用しているゴリランダーのため、ダイマックス適正もそこそこあります。ザシアンのきょじゅうざん耐えはいるの?って感じですが想像以上にザシアンのきょじゅうざんを耐えて10まんばりきで倒して勝ち!みたいなことが頻発したので大正解でした。
ガオガエン
202(252)-179(220)-111(4)-90(0)-111(4)-84(28)
ぽけっとふぁんくしょん!
いつものガオガエン。最近よくじゃくてんほけん型を使っていたがカイオーガに取られたのでとつげきチョッキをもって黒バドレックスを意識したアタッカーとして採用。ねこだましはもちろん威嚇も非常に便利でゴリランダーに対して後投げすることで余裕を持ってカイオーガが攻撃を耐えるようになるほかザシアンへの牽制等構築の便利屋として活躍してもらった。
ファイアロー
153(0)-146(252)-92(4)-×(0)-89(0)-178(252)
ぽけっとふぁんくしょん!
A:H207ゴリランダーをブレイブバードで確定1発
おいかぜ枠。後発から投げてダイマックス後のカイオーガの攻撃をサポートします。また後発のゴリランダーに合わせることで相手のゴリランダーのグラススライダーより先に行動してゴリランダーを倒すこともできる点がとても偉い。ゴリランダーを倒すためにようきではなくいじっぱりの特化で採用し、強化アイテムを持たせた(ようきASだとH207ゴリランダーが倒せない…ほんとにタイプ一致120威力の技なのか?????)
選出例
①基本選出(相手に電気タイプなし)
ガオガエン+ゴリランダー
よくある選出。キュワワーカイオーガの初手から制圧を狙っていく並び。カイオーガで倒しきれなかった相手はゴリランダーとガオガエンで締めていく。すりかえ持ちには必ずじゃくてんほけんの起動を優先すること(みんなカイオーガにすりかえしてきます…許せねぇ)相手のゴリランダーがいる場合は十中八九後発に控えてるのでガオガエンを合わせれるようにしましょう。
②基本選出(相手に電気タイプがいる)
トゲデマル+@1
レジエレキ+ボルトロスみたいな相手への選出例。初手でレジエレキと対面した時はキュワワー引きトゲデマルをするとかいでんぱ、ダイマックスダイサンダーあたりをまとめてケアできる。エレキネットは範囲技なので食らってしまうが弱点保険が発動する上にダイマックスしていればあまり痛手にはならない。ボルトロスのみの場合はトゲデマルを出し渋って①の選出にすることも。
③カイオーガミラー
ゴリランダー+@1
カイオーガミラーはゴリランダーは絶対選出すること。相手のカイオーガ以外を倒しつつゴリランダーで最終対面にすれば大体勝っている。最低限ミラー耐性はあるもののめちゃくちゃ有利なわけではないので結構プレイングが大変。
④黒バドレックス+ボルトロス
環境に最近多い並び。大体ボルトロスがダイマックスなので雨ダイストリームで飛ばしてしまおう。黒バドレックスがダイマックスしてくるパターンはあんまりないもののされたらされたで展開的にはきつめ。
⑤コータス+フシギバナ
ガオガエン+@1
きついマッチアップに見えるが相手のプレイングミスを誘発する要素盛りだくさんなので実は五分五分くらいだと思います。キュワワー+カイオーガでスタートすると相手目線だとキュワワーのサイドチェンジをケアしないといけませんし、カイオーガの守るも考慮しないといけないので素直にキョダイベンタツをカイオーガに押してこれないようです。(7〜8戦やって初手カイオーガ側にキョダイベンタツを押した相手は2人だけ)仮にキョダイベンタツを受けてもダイマックスカイオーガであれば半分程度でダメージを抑えられます(ひかえめぶっぱの150ベンタツで〜50.7%)また返しの+2ダイアイスで無振りフシギバナは確定で倒せます。
キュワオーガが苦手な相手
はやいこだわりハチマキゴリランダー
キョダイコランダゴリランダーでも威嚇を絡めていけばカイオーガで十分殴りあえるんですが、カイオーガより早いハチマキゴリランダーのウッドハンマーは流石に致命打点なので受けられません(正確にはウッドハンマーは受かるけど隣のダイマックス技を集中されると流石に受からないし、後発のたいエースの圏内に押し込まれがちで結局ゲームとしては辛い)
水耐性のあるダイマックス伝説ポケモン
要は水技が通らない伝説ポケモンでサブウェポンが通らない(氷と電気)相手が苦手。具体的にはディアルガやキュレムなど。となりを攻撃しつつ、残りポケモンのタイマン力で勝負みたいなところが多くサポーター多めの本構築にとってあまり良くない展開になることが多め。
構築の改良ポイント
実はひらいしんが必要ない?
本構築に採用しているひらいしん枠のトゲデマルですが単体の性能は正直他の一般ポケモンと比べパワー不足感は否めません。珠レジエレキのダイサンダーレベルで無ければカイオーガの耐久であれば受けられるのでレジエレキの対策を積むことでこの枠を別ポケモンを採用できるかも?(実際よくいるチョッキボルトロスのダイサンダーなどは正直そんなに痛くない)
ひらいしんがない場合不意のかいでんぱやレジエレキにカイオーガ対策を一任しているパーティーに対してイージーウィンを取れなくなってしまうのでプレイングの難易度は上がってしまうかも。
またひらいしんを採用継続する場合でもアローラガラガラやドサイドン、ライチュウなど別の選択肢も一考で個人的にはアローラガラガラが草半減で苦手としているディアルガに大きく打点をとれる点が魅力的かも?
おわりに
今回は結構長い文書になってしまいましたが最後までお付き合いいただきありがとうございます。4月は仕事柄忙しいのでがっつりはやれないと思いますがマスターボール級にあげるくらいはしっかり頑張りたいとは思っています。