【パイオニア】エスパーパルヘリオンのススメ【MTG】

ご無沙汰しています。あるくです。

この1年何をしていたかというとポケモン界隈からはちょっと離れ、マジックザギャザリングというカードゲームにのめり込んでいました。

現在進行形で沼に沈んでいっているところですが楽しくてやめれないんだもん…仕方ないよね。秋のスカーレット発売くらいにはポケモンもやりたいと思っています。

 

ポケモンをやっていた頃によく書いていた備忘録、構築記事をMTGの方でも書いてみようかなと思ったのが今回の流れになります。MTGの方は実績という実績もないのでゆるりと見ていってください。こうしたほうがいいよ等アドバイスも大歓迎です。

 

という前置きはこのくらいにして構築記事、デッキについて書いていこうと思います。

 

 

 

エスパーパルヘリオンとは



《大牙勢団の総長、脂牙》の効果によって墓地から《パルへリオンⅡ》を釣り上げ一撃で13点ライフを飛ばす2枚コンボが本デッキの主軸となります。コンボデッキという位置付けになり、試合展開がゆっくり目なデッキに強い点と妨害の少ないデッキに対して滅法強いのが本デッキの魅力でしょう。アブザン、マルドゥ、エスパーとカラーリングごとの特色があり、エスパーカラーは打ち消し+ハンデス+ドローとバランスよくこなす出来る点がセールスポイントです。

 

サンプルデッキ

主な採用カード紹介

 

《大牙勢団の総長、脂牙》

コンボの要。3マナ4/3の優秀なスタッツなものの除去が飛び交うパイオニア環境では心もとないボディー。マルチカラーなので消失の詩句は当たらないが、赤系の火力にいきなり焼かれることもしばしば。コンボ始動時は出来るだけ思考囲いや沈黙などから安全確認をしてから出してあげたい。

 

《パルヘリオンII》

シュートされる機体。5/5飛行、警戒、先制攻撃で攻撃しながら4/4飛行、警戒の天使を2体を残す破格の能力。8マナの為通常キャストが現実的ではない関係で主に脂牙で踏み倒すのが本コンボの肝になる。機体なので起動能力を封じる《大いなる創造者、カーン》や《真髄の針》などがあると搭乗できない点や墓地対策があたる点などありとあらゆる妨害に当たってしまうが出てしまえばゲームエンド級のカードで“切り札”にふさわしい。

 

《帳簿裂き》

ニューカペナ期待の新人。手札に来てしまった《パルヘリオンII》を謀議により墓地へ送ることができます。その上1/3とナイスブロッカー&アタッカーにもなる強力なカードで相手の除去を吸ってくれる点も見逃せない。3マナあれば、《帳簿裂き》+《考慮》or《思考囲い》などの組み合わせで謀議したり、《帳簿裂き》+《大牙勢団の総長、脂牙》で《大牙勢団の総長、脂牙》を出しながら《パルヘリオンII》を墓地に送ったりという芸当も可能。器用で細かいところに手が届く潤滑油的なカードです。

 

《策謀の預言者、ラフィーン》

こちらもニューカペナ期待の新人。コンボへの寄与というよりもミッドレンジプランでのアタッカーとしての採用になります。攻撃時に謀議X(Xは攻撃に参加しているクリーチャー数)を行う関係で帳簿裂きなどとセットで場に出ると凄い勢いでで育っていくのがとても心強い。環境の火力除去はイゼットフェニックス等で採用される《稲妻の斧》での5点火力がおおよそ最大値のため、タフネス5を超えると除去されにくくなるので赤系の相手には意識して謀議でカウンターをのせたい。また《パルヘリオンII》攻撃時に場にいると《パルヘリオンII》+天使2体+ラフィーンでアタックできるので最低でも謀議4誘発する為、13+1+4=18点などワンパンでゲームを決める選択肢も出てくるので覚えておきたい。

 

《染みついた耽溺》

インスタントタイミングになった《航路の作成》で墓地に5種類以上の異なるコストのカードが有れば2マナ2ドローと破格のドロースペルになるオマケつき。基本的には手札の《パルヘリオンII》を墓地に落とすのが主な役割になるが《航路の作成》と違いインスタントで打てる為、相手ターンのエンドに打って《パルヘリオンII》を墓地へ+自分のターンで《大牙勢団の総長、脂牙》を出してコンボを決めるなどの柔軟な動きが出来ます。

 

《信仰の繕い》

2ドロー2ディスカード2ゲインのフラッシュバック持ちスペル。フラッシュバック持ちなので謀議などで捨てるのに適しており、《染みついた耽溺》よろしくインスタントタイミングで打てるカード。手札自体は増えないものの墓地肥やしとして非常に優秀。また若干赤単等アグロへの耐性UPにも貢献します。

 

《時を超えた探索》

探査持ちのドロースペル。墓地を肥やすカードが多い関係で気軽に打てるのが評価できる。コンボデッキなのでキーカードを引き込めば勝つという構成上、同じ探査持ちスペル《宝船の巡航》より優先してデッキに入れている。また手札が減るカードが多い中、手札が増えるカードなので積極的にプレイしたい一枚。

 

プレイング

1.妨害のある相手か判断しよう

《大牙勢団の総長、脂牙》をインスタントタイミングで除去できるデッキなのか打ち消しが入っているデッキなのかまず確認します。除去の薄い人間デッキや緑単信心のようなデッキには《大牙勢団の総長、脂牙》を積極的に出していきたいです。除去の多いデッキ(例:イゼットフェニックスなど)の場合は《帳簿裂き》や《策謀の預言者、ラフィーン》を優先して場に出して除去を打たせたり、《思考囲い》+《大牙勢団の総長、脂牙》のセットで出したりの意識すると良いでしょう。とはいえ差し迫った場面の場合はポン出ししないといけない場面ももちろんあります。

 

2.《帳簿裂き》のディスカードを意識しよう

《帳簿裂き》のカード紹介でも書きましたが2アクションを行うことで謀議をすることができる能力はシンプルながら非常に強力でエスパーカラーにする理由でもあります。ほかの系統のパルへリオンデッキと違い、エスパーカラーは手札から適宜パルへリオンを捨てられるのが魅力の一つですがそれを支える《帳簿裂き》をどう使うかはゲームのポイントになります。《帳簿裂き》が場にいる状況で手札2枚(例:考慮・パルへリオンⅡ枚)の場合はあまり早まって《考慮》を打ってはいけません。手札を溜めて2アクションして捨てるべきタイミングで捨てるということもゲームプランにいれて動きましょう。

 

3.サイドボード後はミッドレンジプランもあるよ

パルへリオンシュートデッキは多かれ少なかれ、サイドボード後にコンボからミッドレンジデッキに組み替えるというサイドボードがあります。相手が鼻息荒くしていれてきた墓地対策を尻目に《帳簿裂き》や《氷の中の存在》、他には《放浪皇》など墓地に依存しないカードで押し切るというプランチェンジも頭の中にいれましょう。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。私見ですがエスパーパルへリオンデッキを説明してみました。どのカラーリングもいいところが各種あるのでいろいろ試してみると面白いと思います。デッキが固まりきらない黎明期にデッキを煮詰めていくのはMTGの楽しみ方の一つかなと個人的には思います。

 

ではまた次の記事でお会いしましょう!