【映画】Fate stay/night[Heaven's Feel] Ⅲ.spring song 感想

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どうもあるくです。

本日2020年8月15日劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅲ.spring songが公開になりました。もともと3月28日公開予定のところコロナの諸事情で延期になっての公開だったので待ちに待った映画となりました。

 

公開初日の舞台挨拶付き公演を無事確保できたので映画での印象的なシーンの感想を書いていきたいと思います。映画のネタバレ等があるのでそういうのが苦手な方は注意ください。

 

 

 

◎ライダーvsセイバーオルタ戦

今回の戦闘シーンで一番作画がすごく息を呑んだシーンはやっぱりコレ。ライダーの鎖を使ったワイヤーアクションというか進撃の巨人のヤツってイメージですかね。ライダーの戦闘シーンってストーリー的にライダーがあんまり活躍しないのでこの大活躍するシーンはライダー好きの身としてはめちゃくちゃ嬉しかった。

 

◎線引きの暗示

これは多分意図的にやってると思うんですけど今作はすごくこちら側と向こう側という対比の描写が印象的でした。序盤の桜がアインツベルン城にイリヤを連れて行くシーンでのセイバーオルタが地面を斬って『追ってくるなら覚悟を決めてくることだ〜』と言い残して去っていく場面や、士郎とライダーがふすま越しに『あなたは桜の味方なのですか』というところ、一番印象的なのはエピローグの花見をしてるところでみんなが楽しそうにしてるところを見て、近づけないでいると士郎が隣に来て白線を超えて花見に加わっていくシーンなどなど。

多分他にもあったとは思うんですけど情報量の多い映画だったので僕が思い出せるのはこれくらいかな。

桜が堕ちてしまい向こう側に行ってしまったのを象徴してる描写だなぁと思っていて、桜を救うために士郎もまたアーチャーの腕を使うことで別の意味で向こう側へ行ってしまうんですけど、最後のエピローグで紆余曲折の上、向こう側から戻ってきて二人で未来へ、日常への回帰をすごく感じられて泣きそうになりました。

 

◎言峰の戦闘シーン

こんなに原作で君暴れ倒してましたか??ってぐらいがっつり戦闘シーンがありました。ゾウケンに対して洗礼詠唱をしたのはすごく映えるシーンで良かったなぁ。『私が殺す。私が生かす。私が癒して〜』みたいな感じの詠唱なんですけどかっこいい…厨二心がめちゃくちゃくすぐられました。

 

◎凛の桜に対するセリフ

大聖杯の前で桜と対峙する凛のシーンでずっと冷たい対応をしていた凛がトドメをさせるチャンスってところでふとこぼれた『あっ…やっぱ無理だ…』というセリフ。めちゃくちゃグッときましたね。覚悟を決めて桜を倒そうとしていた凛が覚悟を揺らさないために感情を抑えて冷たくしていたのに土壇場で大好きな妹に対して冷徹に徹しきれなくなるところはすごく凛っぽくていいシーンでした。

 

◎最後の桜の笑顔

エピローグで日常をちょっとずつ取り戻していく桜に対して凛が『桜…今幸せ?』と聞くシーン。ここめちゃくちゃエモかった。舞台挨拶でもがっつり触れられるんですけどお互いいろいろ乗り越えた2人の話ってところがもう。幸せ?と聞かれた桜の笑顔がとっても良くてこの笑顔を取り戻せてほんとに良かったなぁってなってしまいました。

 

バーサーカーの戦闘

ここもめちゃくちゃかっこよかった…バーサーカー好きはたまらんと思います。迫ってくる絶望感、疾走感の表現はとってもかっこいい。黒いオーラを纏ったような姿で荒れ狂う嵐みたいな印象ですね。そして士郎との戦いの後に一瞬狂化から解き放たれて士郎に『おまえが守れ…』的なことを言うんですけど…もうカッコ良すぎる…

 

大体こんな感じです。

この映画情報量がイカれてる(褒め言葉)ので一回では追い切れませんでした!!!!!

すっごく細かい描写が随所にあるんですよね…特に桜の顔とか仕草とか…しばらくは映画館に通う日々になりそうです。何はともあれFate stay/nightか無事に完結して良かったです。これだけしっかり映像化してくれればもうなにも文句はないです…殿堂入りって感じです。

 

ゲームが出てから15年?もっとかな…長い付き合いになったFateの一区切りまでずっとファンのまま最前線で楽しめたのはとても幸運でした。