【ダブル】キュワオーガ~The Beginning~【JCS2021最高20位最終117位】
↑守りたいこの笑顔
どうもあるくです。
伝説戦の2シーズン目ですが今期も1800↑の構築をしっかり組めたのでご紹介します。
追記:JCS2021の予選大会で最終117位、最高20位を達成したので記念スクショ貼っておきます。戦績としては32勝13敗でレート1747でした。
1構築目はゼルネアスを組んだので今期はカイオーガと仲良くなりました。よくいる素早さを重視しているカイオーガではなくHBにしっかり振った配分で組んでみました。カイオーガの相棒としてはじゃくてほけんを発動できるキュワワーを据えて構築をスタート。キュワワー&カイオーガは2匹でめちゃくちゃシナジーのある組み合わせで幅広い相手に対応できる強力な並びだったのでぜひ使ってみてください。
キュワワー&カイオーガのここが強い
コンボが成立しやすい
キュワワーの特性ヒーリングシフトにより回復効果の持つ技を優先度+3で出すことができるので味方殴り汎用対策として組み込まれるこのゆびとまれ、いかりのこなを無視して発動できます。またねこだましに関しても優先度+3同士なのでキュワワーより早いポケモンのねこだましでなければ止めることができません。
このルールでメジャーねこだましポケモンはガオガエン、ゴリランダーの2匹でガオガエンに関してはキュワワーの方が早く、ゴリランダーに関してはすばやさ重視した配分以外では止めることができません。幸いゴリランダーのヘイトは隣に並ぶカイオーガに行くこと、カイオーガとゴリランダーの特性発動順番で判断できるため、想定外のコンボ阻害はほとんど受けません。またゴリランダーがキュワワーにねこだましを打っている場面は大体カイオーガが自由なのでほぼほぼ有利です。
カイオーガの馬鹿火力
じゃくてんほけんを発動させたカイオーガの火力は凄まじくダイマックスポケモン相手でも並の相手ならワンパンすることができます。わかりやすいカモは流行りのとつげきチョッキボルトロスでほとんどの個体を雨ダイストリームの一撃で持って行くことができます。H175チョッキボルトロスだと乱数50%程度になってしまいますが次のねこだまし、グラススライダー、キュワワーの先制技圏内です。
トリック耐性
味方殴りをする構築の永遠の課題であるだっしゅつボタントリックへカイオーガは耐性持っています。バグなのか仕様なのか不明ですが持ち物を消費済のカイオーガ、グラードンに対してはトリック、すり替え等がうまく決まりません。初手でじゃくてんほけんを発動させてしまえばエルフーン、ヤミラミのすりかえを警戒せずにすみますし、知ってる相手はそもそもトリックしてきません。せっかくじゃくてんほけん発動させたのにだっしゅつさせられた…!!みたいなことにならないのでめちゃくちゃ快適です。
フラワーヒール&アロマセラピー
キュワワーが生き残った際にはフラワーヒールで体力を補強でき、ダイマックスターンを3ターン十全に使い切ることができます。キュワワーが落ちる展開の場合はカイオーガに余力があることが多いのでどちらに転んでも有利な場面が多いです。
見慣れない技のアロマテラピーですが自分の場のポケモンの状態異常を治す効果があり相手のねむりごな、きのこのほうし、あくびを受けてしまっても次ターン回復できます。
個別解説
カイオーガ
H-B:
補正ありタイプ強化アイテム持ちゴリランダーのGF下グラススライダーをダイマックスなしで確定耐え
伝説戦の王。火力にほとんど振っていない個体でもC190あるバケモノ火力なのにH207-B137-D161と高い耐久値を確保しているヤバいポケモン。そこからHPと特攻が倍になるってホントですか???
本構築はカイオーガ全振り構築なので殆どの場合ダイマックスします。相手次第だが雨を維持せずとも、火力が足りている場面も多いのでダイアイス振ってもあまりデメリットにならない点も偉いです。キングドラ相手などは積極的に天候を書き換えてもいいかも。
物理に厚く耐久を割いているのでボルトロス、ゴリランダー前でもしっかり耐える耐久があるので勇気を持って動かしましょう。
技構成は150ダイストリームになるメインウェポンのしおふきは確定。ゴリランダー等のカイオーガを見て出てくる草タイプをしばける冷凍ビームも準確定。カイオーガミラーでの打点となるかみなりと大切に使う必要があるためのまもるで4枠うめました。ダイマックス後しおふきを打てない場面用にこんげんのはどうやねっとうなど水技を採用したい気持ちもありますがエースとしての範囲を広く取りたいため3ウェポンで最終的に落ち着きました。
またキュワワー、ファイアローのおかげでそこそこ体力残したまましおふきを打てる場面もままあります。じゃくてんほけんが発動しているので多少削れても通常時のこんげんのはどうよりも火力を出せている場面も多いです。
キュワワー
キュワワー@オボンのみ(ヒーリングシフト・ずぶとい)
158(252)-×(0)-141(148)-102(0)-144(108)-120(0)
ドレインキッス/ギガドレイン/フラワーヒール/アロマセラピー
ぽけっとふぁんくしょん!
カイオーガの相棒枠。ねこだましこの指でまらない革命的な味方殴りマン。味方殴りしておきながら次のターンフラワーヒールしている姿はDVしたあと優しくなるやつみたい。配分は半減実込みでザシアンのきょじゅうざん耐えを使い回ししています。
味方殴り用ウェポンとしてギガドレインは確定で、カイオーガの耐久維持にフラワーヒールも準確定。カイオーガ倒れた後悪ウーラオスが重いのでドレインキッスも搭載(なお悪ウーラオスはCに振らないと確定1にならないので注意)最後の1枠には眠り、麻痺等の状態異常絡みをまとめてケアできるアロマセラピーをチョイスした。アロマセラピーは回復技判定にならないのでヒーリングシフトはのらない点は注意が必要です。(1敗)
カイオーガの女房役としてしっかり活躍して使っていて楽しかったポケモンです。
トゲデマル
141(4)-150(252)-83(0)-×(0)-93(0)-162(252)
ぽけっとふぁんくしょん!
ひらいしん枠として採用。カイオーガ全振りの構築なのでかいでんぱ、ダイサンダーをまとめて受けれるひらいしんをもつポケモンを採用した。ひらいしん持ちを採用するとパーティのトータルパワーが落ちるのでその分カイオーガの負担が大きくなっているのはご愛嬌。この枠にサブエースを採用してカイオーガをメインに据えない構築にするという案もありますが今回はカイオーガ全振りがコンセプトなので見送りました。
技構成はS操作兼嫌がらせのほっぺすりすりに白バドレックス、ゼルネアスなどに通るアイアンベッド。ザシアンなどの妨害技としてねこだまし、最後のひと枠にディアルガ他特殊高火力組への対抗手段としてかいでんぱをチョイスしました。トゲデマルはかなりCの種族値が低いのでボルトチェンジなどを採用してカイオーガの保険発動ルートを確保するのも一考です。またひらいしんを場に維持するためにニードルガードも欲しい場面も多く技構成は悩やましいところ。
ゴリランダー
ゴリランダー@いのちのたま(グラスメイカー・いじっぱり)
199(188)-193(244)-112(12)-×(0)-91(4)-113(60)
グラススライダー/10まんばりき/ねこだまし/まもる
ぽけっとふぁんくしょん!
H-B:+1ザシアンのきょじゅうざんを確定耐え
いつものゴリランダー。毎回ゴリランダーが構築に入ってくるあたりゴリランダーが好きなのかもしれない。カイオーガミラーにおける強烈な打点をもち、レジエレキを手早く処理できる上に、ザシアンのみがわり連打でダイマックスを枯らされる展開でのみがわり壊しの役割も担うよくばりポケモン。また地面技を採用しているゴリランダーのため、ダイマックス適正もそこそこあります。ザシアンのきょじゅうざん耐えはいるの?って感じですが想像以上にザシアンのきょじゅうざんを耐えて10まんばりきで倒して勝ち!みたいなことが頻発したので大正解でした。
ガオガエン
202(252)-179(220)-111(4)-90(0)-111(4)-84(28)
ぽけっとふぁんくしょん!
いつものガオガエン。最近よくじゃくてんほけん型を使っていたがカイオーガに取られたのでとつげきチョッキをもって黒バドレックスを意識したアタッカーとして採用。ねこだましはもちろん威嚇も非常に便利でゴリランダーに対して後投げすることで余裕を持ってカイオーガが攻撃を耐えるようになるほかザシアンへの牽制等構築の便利屋として活躍してもらった。
ファイアロー
153(0)-146(252)-92(4)-×(0)-89(0)-178(252)
ぽけっとふぁんくしょん!
A:H207ゴリランダーをブレイブバードで確定1発
おいかぜ枠。後発から投げてダイマックス後のカイオーガの攻撃をサポートします。また後発のゴリランダーに合わせることで相手のゴリランダーのグラススライダーより先に行動してゴリランダーを倒すこともできる点がとても偉い。ゴリランダーを倒すためにようきではなくいじっぱりの特化で採用し、強化アイテムを持たせた(ようきASだとH207ゴリランダーが倒せない…ほんとにタイプ一致120威力の技なのか?????)
選出例
①基本選出(相手に電気タイプなし)
ガオガエン+ゴリランダー
よくある選出。キュワワーカイオーガの初手から制圧を狙っていく並び。カイオーガで倒しきれなかった相手はゴリランダーとガオガエンで締めていく。すりかえ持ちには必ずじゃくてんほけんの起動を優先すること(みんなカイオーガにすりかえしてきます…許せねぇ)相手のゴリランダーがいる場合は十中八九後発に控えてるのでガオガエンを合わせれるようにしましょう。
②基本選出(相手に電気タイプがいる)
トゲデマル+@1
レジエレキ+ボルトロスみたいな相手への選出例。初手でレジエレキと対面した時はキュワワー引きトゲデマルをするとかいでんぱ、ダイマックスダイサンダーあたりをまとめてケアできる。エレキネットは範囲技なので食らってしまうが弱点保険が発動する上にダイマックスしていればあまり痛手にはならない。ボルトロスのみの場合はトゲデマルを出し渋って①の選出にすることも。
③カイオーガミラー
ゴリランダー+@1
カイオーガミラーはゴリランダーは絶対選出すること。相手のカイオーガ以外を倒しつつゴリランダーで最終対面にすれば大体勝っている。最低限ミラー耐性はあるもののめちゃくちゃ有利なわけではないので結構プレイングが大変。
④黒バドレックス+ボルトロス
環境に最近多い並び。大体ボルトロスがダイマックスなので雨ダイストリームで飛ばしてしまおう。黒バドレックスがダイマックスしてくるパターンはあんまりないもののされたらされたで展開的にはきつめ。
⑤コータス+フシギバナ
ガオガエン+@1
きついマッチアップに見えるが相手のプレイングミスを誘発する要素盛りだくさんなので実は五分五分くらいだと思います。キュワワー+カイオーガでスタートすると相手目線だとキュワワーのサイドチェンジをケアしないといけませんし、カイオーガの守るも考慮しないといけないので素直にキョダイベンタツをカイオーガに押してこれないようです。(7〜8戦やって初手カイオーガ側にキョダイベンタツを押した相手は2人だけ)仮にキョダイベンタツを受けてもダイマックスカイオーガであれば半分程度でダメージを抑えられます(ひかえめぶっぱの150ベンタツで〜50.7%)また返しの+2ダイアイスで無振りフシギバナは確定で倒せます。
キュワオーガが苦手な相手
はやいこだわりハチマキゴリランダー
キョダイコランダゴリランダーでも威嚇を絡めていけばカイオーガで十分殴りあえるんですが、カイオーガより早いハチマキゴリランダーのウッドハンマーは流石に致命打点なので受けられません(正確にはウッドハンマーは受かるけど隣のダイマックス技を集中されると流石に受からないし、後発のたいエースの圏内に押し込まれがちで結局ゲームとしては辛い)
水耐性のあるダイマックス伝説ポケモン
要は水技が通らない伝説ポケモンでサブウェポンが通らない(氷と電気)相手が苦手。具体的にはディアルガやキュレムなど。となりを攻撃しつつ、残りポケモンのタイマン力で勝負みたいなところが多くサポーター多めの本構築にとってあまり良くない展開になることが多め。
構築の改良ポイント
実はひらいしんが必要ない?
本構築に採用しているひらいしん枠のトゲデマルですが単体の性能は正直他の一般ポケモンと比べパワー不足感は否めません。珠レジエレキのダイサンダーレベルで無ければカイオーガの耐久であれば受けられるのでレジエレキの対策を積むことでこの枠を別ポケモンを採用できるかも?(実際よくいるチョッキボルトロスのダイサンダーなどは正直そんなに痛くない)
ひらいしんがない場合不意のかいでんぱやレジエレキにカイオーガ対策を一任しているパーティーに対してイージーウィンを取れなくなってしまうのでプレイングの難易度は上がってしまうかも。
またひらいしんを採用継続する場合でもアローラガラガラやドサイドン、ライチュウなど別の選択肢も一考で個人的にはアローラガラガラが草半減で苦手としているディアルガに大きく打点をとれる点が魅力的かも?
おわりに
今回は結構長い文書になってしまいましたが最後までお付き合いいただきありがとうございます。4月は仕事柄忙しいのでがっつりはやれないと思いますがマスターボール級にあげるくらいはしっかり頑張りたいとは思っています。
【ダブル】猫鹿鳥〜BSゼルネアス+弱点保険ガオガエン〜【S15】
どうもあるくです。今期はルールが変わり禁止伝説ポケモンを一体採用できるルールになりました。初めての伝説戦だったので試行錯誤したシーズンになりましたが使用した構築を紹介したいと思いますので見てやって下さい。
構築経緯
伝説戦だあああああああ(ドコドコドコ)
実は伝説戦をほとんどやったことがなかったのでどんな環境だったのかなということで過去文献をペラペラとめくっていくと
カイオーガやべえ!ゼルネアスやべえ!(要約)初心者は最強のゼルネアスとカイオーガから使い始めよう!!ということがいたる文献で散見されました。まあある程度真実なんだろうということで記念すべき伝説戦デビューはゼルネアスを使うことにしました。
→ゼルネアスが確定。
ゼルネアスはジオコントロールで特殊耐久を上げることができるので物理方面にデバフしつつ、相性のいいポケモンおらんか?というところからガオガエンが目に止まりました。威嚇+鋼への打点+ねこだましは無限に偉いので迷うことなく採用。
→ガオガエンが確定。
伝説環境はゼルネアスとカイオーガや!!(暴論)をふまえるとカイオーガ対策は必須になるなというところでカイオーガ自体はスカーフやおいかぜ軸での採用が多いらしいため、普通に草タイプを採用するだけではダメそう…先制で草技を振れる都合の良いポケモンなんておるわけが…おったわ!!
→ゴリランダーが確定。
グラススライダーで無振りのカイオーガはしっかり一撃で倒せるゴリランダー様まじイケメン。
ただゴリランダー様に全て任せるのは流石に甘すぎるな…誰か追い風下でもカイオーガを攻撃できるやつはいないのか…?というところから世界最速の男レジエレキをチョイス。こだわりスカーフを巻くことでおいかぜ下でもカイオーガを倒すことができる!すごい!
→レジエレキが確定。
残り2枠は鋼への対策厚くしつつ、電気の一貫性を切れる地面タイプが欲しいな〜というところで威嚇をまけて電気無効の超偉いやつことランドロスをチョイス。
→ランドロスが確定。
ここまでの採用したポケモンで欲しい要素を書き出すと
・ガオガエン以外の炎打点
・特殊方面のデバフ
・鬼火等特性に頼らない物理デバフ
で候補に上がったのが原種ファイヤーとリザードン、ウインディの3匹。3匹の中だとファイヤーがもっとも耐久値に優れ、ランドロスと並んでじしんも押せちゃう点も見逃せないポイントだったので最終的にファイヤー君に決めた!
→ファイヤーが確定。
ウインディは威嚇が3枚目になってしまう点、リザードンはダイマックスしない時のパワー不足を感じて今回は見送る結果に。今後の活躍をお祈り申し上げます。
→完成。よくよく見るとほとんど動物の動物園構築。猫🐈⬛鹿🦌ゴリラ🦍鳥🦅犬🐕レジエレキ
個別解説
ゼルネアス
調整:
H-D:補正ありカイオーガのあめしおふきをダブルダメージで確定耐え
H-B:±0無補正ザシアンのきょじゅうざん耐え
S:+2で最速レジエレキ抜き
C:残り
本構築の伝説枠。ジオコントロールによる積みからの制圧力が魅力。ダイマックスしなくても火力があるため、隣にダイマックスを譲れる点も評価点。相手のリソースが尽きた後半にジオコントロールでまくっていく姿はまさに禁止伝説級の強さ。特殊耐久に関してはジオコントロールで賄うものとしたので物理にゴリゴリに厚くした調整を施している。
ファイヤー
調整:
H-D:
補正あり眼鏡レジエレキの10まんボルトを半減実込みで確定耐え
H-B:
S:
C:ダイバーンで無振りザシアンが高乱数1発
鋼対策枠として入ってきたポケモン。ゼルネアスを伝説枠として採用する上で鋼対策は必須。鋼タイプの技構成に地面技が補完として採用される関係上浮いている炎タイプがほしいという点からファイヤーに白羽の矢が立った。リザードンやウインディが対抗馬だったがデバフをまける点と最も耐久値が高い点を評価してファイヤーを採用。レジエレキ対面でも最低限仕事をするためにソクノの実を持たせマジカルフレイム、鬼火でデバフをまいてもらう役割を担ってもらった。特性プレッシャーは90族のS判定もできるのがポイントでディアルガあたりの配分推定に使える。
ランドロス
175(84)-194(228)-111(4)-×(0)-101(4)-148(188)
ぽけっとふぁんくしょん!
S:+1で最速ザシアン抜き
A:残り
威嚇兼鋼タイプ対策枠。ダイジェットを一回積むことで上からザシアンを縛ることができるのでダイマックスも結構行う。セキタンザン絡みへの回答はコイツしかいないので大切に使うこと。ただセキタンザン+ザシアンみたいな構築に対して初手ダイアースでセキタンザン倒すだと後ろのザシアンに縛られてしまうので多分ダイジェット+エレキネットとかでS関係意識しないといけない。
レジエレキ
H-B:
・補正なしウーラオスのあんこくきょうだ確定耐え(83.4〜99.3%)
・補正ありこだわりハチマキウーラオスのふいうち確定耐え(79.7〜94.4%)
・補正ありタイプ強化アイテム持ちゴリランダーのGF下グラススライダーを確定耐え(80.9〜95.7%)
C:ぶっぱ
S:おいかぜ下最速100族抜き
いつものスカーフレジエレキ。おいかぜ最速カイオーガの上から攻撃できるのでイージーウィンを取れる点がとても偉い。おいかぜスカーフカイオーガは犯罪なのでやめてください。おいかぜスカーフカイオーガが増えるならタスキの方がいいという説もある。またダイジェットを積んだイベルタルやボルトロスあたりを後ろから出して倒していくという役割も。伝説環境になり全体のすばやさがかなりインフレ傾向なのでもう少しSに割いてもいいのかも。
ガオガエン
202(252)-179(220)-111(4)-×(0)-111(4)-84(28)
ぽけっとふぁんくしょん!
伝説戦の最メジャー一般ポケモン。いかくによるデバフ+バークアウト&捨てゼリフのデバフがとても偉いポケモン。今回はランドロスも採用しているので対鋼を睨む駒としての役割を最大限に使えるじゃくてんほけん型で採用した。グラードンカイオーガの最遅すばやさ判定やガオガエンミラー時の配分推測、エレキネットダイジェットでの恩恵を踏まえ若干のS振りをしたのち残りHAに配分しました。
ゴリランダー
ゴリランダー@いのちのたま(グラスメイカー・いじっぱり)
199(188)-193(244)-112(12)-×(0)-91(4)-113(60)
グラススライダー/はたきおとす/ねこだまし/まもる
ぽけっとふぁんくしょん!
H-B:+1ザシアンのきょじゅざん耐え
いつものゴリランダー。いのちのたまを持つことで威嚇込みでも無振りカイオーガを乱数で倒すことができる。このルールのゴリランダーはカイオーガを倒す大役を任させれているのでいつも以上に大切に使いたいため、まもるを採用。メインウェポンのグラススライダーは確定でゼルネアスのサポートにもなるねこだましも確定。サブウェポンを黒バドレックスを重く見てはたきおとすにしていますが10まんばりきも有効な場面があるのでそこはお好みで。
選出例
1.カイオーガ軸
ゴリランダー+レジエレキ
ゼルネアス+@1など
ゴリランダーかレジエレキは必ず選出し、場合によってはゴリランダーダイマックスも視野に入れて戦う。初手にゼルネアスを出すと早いカイオーガかどうかある程度判別できるので相手次第ではゴリランダー+ゼルネアスなんて選出もあり。カミツルギが見えてる場合はファイヤーかガオガエンを後ろに置いておくとなおよし。
2.黒バドレックス軸
ガオガエン+ファイヤー
ゼルネアス+@1など
ガオガエンが黒バドレックスに相性有利なので初手の対面次第だが積極的にダイマックスを切っていってOK。
3.ラプラスザシアン軸
ゴリランダー+レジエレキorファイヤー
ゼルネアス+ガオガエンなど
流行りのラプラスで壁を貼ってザシアンで抜いていく相手への選出例。取り巻きによって出し方が変わるので悩ましいがザシアンを倒すためにはS+1状態でランドロスを立てる、ガオガエンダイマックス、若干削った上でジオコントロールゼルネアスを立てるなどが必要です。どのルートで処理するか意識して手持ちを残す必要があります。
4.ソルガレオ軸
ガオガエン+ファイヤー
ゼルネアス+@1
黒バドレックス軸同様にガオガエンダイマックスをメインに据えて行動します。レイスポス+ソルガレオのような弱点保険系は相手のじならしでガオガエンの弱点保険発動する上、ソルガレオのダイアースをダイマックスガオガエンは耐えるので勇気を出して動かしましょう。
戦績
シーズンの最序盤に2桁タッチ。2/26日現在3桁うろうろするくらい。
おわりに
どうだったでしょうか。新ルール1発目結構しっかりした構築が組めたと思います。世の中がゼルネアスをなめていたので序盤はイージウィンが多くて使ってる側としては最高に楽しかったです。また次のシーズンにお会いしましょう!
【ダブル】雨白馬スイッチトリル【S14】
どうもあるくです。今回は前シーズンから今シーズンにかけて使用していた雨ブリザポスの構築の紹介になります。
構築経緯
トノグドラを軸とした雨パを使用する際に環境に蔓延していた追い風軸との速さ争いが不毛&不毛だなと思っていたのでその点を解決できる雨パーティにしたい。
追い風軸にはトリックルームをすれば良いのでは!?というところからコンセプトの雨パ+トリックルームの形が決定。
雨パの相性のいいトリックルームエースを探してみるとブリザポスが目につきました。雨下では炎弱点を消せる上にトノグドラを見て出てくる草タイプ、ドラゴンタイプにタイプ一致で弱点をつける点がめちゃくちゃ偉い(はず)
後付けですが環境にいる威嚇を持っているポケモンが水弱点(ガオガエン、ランドロス)で雨パ部分が威嚇持ちの選出を抑制する点もシナジー的に◎。
→ブリザポス
トリックルーム役として当初はレヒレに打点があり、ウーラオスを破壊できるミミッキュにしていましたがトリックルームを貼れない場面が多く試行錯誤していました。
やましょーさんの構築相談で対フシギバナコータスに厚くなるドータクンがいいのでは?ということでドータクンにしてみたところぴたっとハマりました。
(おまけに相手のプリザポス・メタグロスにもかなり厚くなりました)
残り2枠には対水タイプを任せられるポケモンが必要ということでスイーパーをこなしつつ、ねこだましを撃てるゴリランダーとボルトチェンジからニョロトノ出し、キングドラ加速を無理なくこなせるレジエレキをチョイス。
→完成
個別解説
キングドラ
キングドラ@いのちのたま(すいすい・ひかえめ)
161(86)-×(0)-115(0)-161(252)-115(0)-127(172)
だくりゅう/ぼうふう/りゅうせいぐん/まもる
ぽけっとふぁんくしょん!
調整:
S:雨下で準速レジエレキ抜き
いつもの雨エース様。今回は(私にしては)珍しくダイジェット採用型で冷凍ビームを切っています。冠の雪原環境でもキングドラの制圧力、耐久力は健在でほとんどの試合で十全に暴れてくれました。ただ制圧力は健在とは言っても過去環境より相手倒しきれない相手が多くなってきたのでほろびのうたで滅ぼしていくことを念頭に相手の残数を削るプレイングがより重要になったと個人的には思います。レジエレキの登場により雨下でも上を取る相手が増えたのは向かい風かもしれません。耐久を削ってすばやさを普段使っている個体より伸ばしてみました(雨下で準速レジエレキ抜き)
ニョロトノ
あめふらし役として採用。冠の雪原環境では削りの役割よりもほろびのうたで詰めていく役割がより重要になりました。特に環境に多くいるブリザポスに対してはキングドラとブリザポス間にお互い有効な打点がなく、ダイアースを連打される展開が多いのでそれを見越して滅んでいくのがめちゃくちゃ刺さっていると思います。ニョロトノ自体もブリザポス側からワンパンされることはないのでキングドラのダイドラグーンを絡めておけば結構余裕を持って滅び詰めを実行できるのでオススメ。
またキングドラ、ニョロトノ対面無限に瞑想してくるカプレヒレを引かせる目的でほろびのうた打ったりもします。
ブリザポス
ブリザポス@しろいハーブ(しろのいななき・ゆうかん)
207(252)-216(252)-150(0)-×(0)-131(4)-31(0)
つららおとし/ヘビーボンバー/10まんばりき/まもる
ぽけっとふぁんくしょん!本構築の裏エース。準伝説の名に恥じない圧倒的な数値の暴力。トノグドラで荒らして後発から〆ていく動きが基本でキングドラがダイマックスしない展開のときはダイマックスを主に受け持ちます。基本的に後発から出て行く点+初手のトノグドラ圧がある点も相まって相手の威嚇持ちは後発からしか出てきませんので後発ガオガエン、ランドロスを狩れるように持ち物は白いハーブにしました。
とつげきチョッキも強かったのですがほろびのうた詰めの段階で守れないと足並みを揃えられないところが気になったので没に。
トリックルーム下では無類の強さを誇る上にトリックルームなしのピン選出でもそこそこ仕事をしてくれるので必ずしもドータクンとのセットというわけではありません。
ドータクン
ドータクン@たべのこし(ふゆう・のんき)
174(252)-109(0)-174(180)-×(0)-146(80)-34(0)
ボディプレス/サイドチェンジ/てっぺき/トリックルーム
ぽけっとふぁんくしょん!調整:
H-B:補正なしウーラオスのあんこくきょうだ耐え
S:最遅
トリックルーム要員として採用。雨下でフシギバナコータスの技をすべて等倍以下に抑えられる点がとても偉い。ウーラオスを睨んでナモの実で当初採用していましたが、よくばりおにぎりで詰め役もこなせるたべのこしを持たせました。1匹で何体も持っていく活躍はあまりありませんでしたが、ほろびのうた詰め展開での時間稼ぎはしっかりこなしてくれました。
ゴリランダー
ゴリランダー@きせきのタネ(グラスメイカー・いじっぱり)
192(132)-194(252)-110(0)-×(0)-98(64)-113(60)
グラススライダー/10まんばりき/ねこだまし/まもる
ぽけっとふぁんくしょん!いつもの掃除屋ゴリランダー。本構築唯一の先制技+ねこだまし要員でカプレヒレへの牽制役でもあります。いつもながら使い勝手は良好で今回は終盤の詰めで足並みを揃えるためにまもるを持っている個体にしました。また個人的に苦手なオーロンゲやエルフーン軸の相手に対してねこだまし+ダイジェットなどで早期処理を狙う動きもそこそこの頻度でやります。
レジエレキ
H-B:
・補正なしウーラオスのあんこくきょうだ確定耐え(83.4〜99.3%)
・補正ありこだわりハチマキウーラオスのふいうち確定耐え(79.7〜94.4%)
・補正ありタイプ強化アイテム持ちゴリランダーのGF下グラススライダーを確定耐え(80.9〜95.7%)
S:
・最速スカーフフェローチェ抜き
・追い風下最速100族抜き
・無振り61族以下(実数値81)をエレキボール威力150
本構築の地雷枠。ボルトチェンジからニョロトノにつなげることで相手の天候特性持ちへのカウンターが主な役割でついでに終盤のスイープもこなせるすごいやつ。環境にある主な天候倍速組(ドリュウズ、フシギバナ、キングドラ)の上からボルトチェンジ打てるので相手のプランニングを破壊しやすく、イージーウィンを量産してくれました。後発に残った場合もダイジェット2回積んだガラルファイヤーなどの上をとっているのでダイジェット積まれてしまった止められない!みたいな展開のストッパーとしても仕事してくれます。
選出例
基本選出
ドータクン+ブリザポス
基本の選出。2体以上キングドラで破壊できていると滅び詰めが狙えます。ドータクンはブリザポスやランドロスを単体で詰め切れるのでそれを念頭に置いて残数をガリガリ削ってやりましょう。カプレヒレとメタグロスはほろびのうたで詰めることが多いです。
選出②
レジエレキ+キングドラ
ニョロトノ+@1
相手に天候特性持ち(コータス、バンギラス等)がいた場合はこの選出が多めです。レジエレキのボルトチェンジからニョロトノ出し、キングドラで相手を破壊の動きが綺麗に決まると結構アドが稼げます。
選出③
ゴリランダー(ブリザポス)+ドータクン
ニョロトノ+ブリザポス
あまりやりませんが追い風軸に対して初手からトリックルームを貼っていく選出です。エースアタッカーのブリザポスが2匹以上持っていけそうならダイマックスしてポケモンを倒しながら終盤にほろびのうたで詰めていきたいです。
選出④
ゴリランダー+キングドラ
ニョロトノ+@1
おいかぜ持ちやオーロンゲ展開系の構築に対して投げれそうなときだけ投げたい並びです。エルフーンにはねこだまし+ダイジェット、オーロンゲあたりにはねこだまし+ダイストリームをぶち込んで行動させないように心がけます。オーロンゲはねこだまし+ダイストリームで落ちないことがありますがゴリランダーが生き残れば次ターンのグラススライダーで行動させないで倒せます。
(初手でゴリランダーが倒されたり、相手に守られると途端にきついのでゴリランダーが行けそうな時だけにしましょう)
苦手な相手
・ドラパルト+ピッピ
ドラパルトを初手から破壊に行けず、ピッピに守られると厳しい展開です。トリックルーム展開もドータクンが狙われる可能性が大いにあるので悩ましいところ。同様の理由でレイスポス+ピッピも少し苦手です。レイスポスの場合はキングドラはワンパンされず生き残るので五分五分以上はあります。耐久振りキングドラで有ればドラパルトの攻撃を耐えられるのですばやさを落とすのも一考の余地ありです。なお手助けヤンキーダイドラグーンは基本耐えません。
構築単位であまり打点がない(炎打点なし)ので単純にダイマックスされると厳しい相手。頼みのドータクンのてっぺきもせいなるつるぎカミツルギだど確2圏内となかなか難しい。AS振りやとつげきチョッキを持っていない型ならキングドラのダイジェット等々でまだ対応できます。
・雨ミラー
ミラーは不毛。古事記にもそう書いてある。
一応レジエレキ+キングドラから展開してエレキネット+ダイドラグーンでH振りのダイマキングドラを上から倒せます。ただ素直に選出してくれるかどうかは諸説あり明確な回答がありません。
正直相当厳しい。キングドラ絡みで出すので有ればレジエレキ+キングドラでダイドラグーンでデバフを回してなんとかするくらいだが、それもダイアースを呼びまくるので素直な殴り合いになるとかなりきつい。またダイアークがないレジギガスならドータクンでなんとかなる可能性がないことはないのかもしれない。
おわりに
どうだったでしょうか?2シーズン使い続けたので結構な試合数こなしていますがなかなか使いやすいパーティに仕上がったと思います。来シーズンから伝説解禁ということでまた環境は一変しそうですね。また次シーズンにお会いしましょう!
【雑記】弱キャラ友崎くん9感想
どうもあるくです。
弱キャラ友崎くんの最新刊にあたる9巻の感想です。ネタバレ大いに含みますので気になる人は注意。
1月のアニメに合わせた最新刊のリリースはよくある話ですが、その結果いつもより早い刊行ペースで読者としては嬉しい限り。さっそく感想に入っていくんですけど箇条書きでつらつら書いていきたいと思います。
◎菊池さんとの関係
正直前巻の終わり方を見てぼくは菊池さんと破局するエンドなのかなと内心ビクビクしていました。メインヒロインとして日南を据えている以上、最後にとなりに居れば良い(ラオウSS)って感じで他のヒロインと付き合った結果、メインヒロイン、日南への恋心を自覚したぜ遊戯!みたいなのよくあるじゃないですか。そういう話の筋も嫌いじゃないけど、食べ飽きている私にとっては安直な結果に着地させなかった屋久センセをめっちゃくちゃ褒めたいです。すごい!偉い!カッコいい!!
菊池さんと破局しないためのロジックは結構難航したのかな?と読んでいて思いましたが上手くまとめて納得感のある着地になっていて大満足です。
◎菊池さんがかわいいね
菊池さんまじ天使。ほんまに天使。付き合ってからの可愛さ爆発してます。嫉妬する女の子キャラって個人的には大好物なんですけど、話の流れ的にめっちゃ嫉妬してくれてとっても良かった。特に日南に紹介してもらったサラダの美味しいカフェを誰から教えてもらったかバレるところはワクワクがとまりませんでした。オフ会でてきたレナちゃん、友崎くんの攻略に密接に関わってる日南、みみみととりまく女性陣がしっかり菊池さんに圧をかけた結果に満足しています。
◎みみみ
今回みみみはいい役割をもらったなあと思います。章タイトルの『』が内容を拾いながらオタク界隈っぽい言葉選びでちょっとにっこりしました。友崎の彼女ダービーには惜しくも負けてしまったみみみでしたが、みみみの明るさ、光の属性は友崎を踏みとどまらせるに足るパワーがありました。一度振られたヒロインがいい女であり続けるというのはキャラの強さを感じられてとっても良きです。
◎足軽さん
実は本巻の最重要キャラ感ある人。脳内イメージおっさんなんですけど描写的にはお兄さんのはず。友崎の将来に対しての気づきや菊池さんとの関係まで出てきては場面を好転させて帰っていく背中は頼れる漢を感じさせます。今後もちょこちょこ出てくるポジショニングなのでにまにま追いかけていきたいキャラになりました。
【ダブル】こだわりスカーフレジエレキ調整案【雑記】
配分案①
レジエレキ
性格:ひかえめ
持ち物:こだわりスカーフ
実数値:163-×-91-167-71-224
努力値:H60B164C252D4S28
H-B:
・補正なしウーラオスのあんこくきょうだ確定耐え(83.4〜99.3%)
・補正ありこだわりハチマキウーラオスのふいうち確定耐え(79.7〜94.4%)
・補正ありタイプ強化アイテム持ちゴリランダーのGF下グラススライダーを確定耐え(80.9〜95.7%)
S:
・最速スカーフフェローチェ抜き
・追い風下最速100族抜き
・無振り61族以下(実数値81)をエレキボール威力150
???「もっと先へ加速したくないか少年」
もともと圧倒的なすばやさを持っているレジエレキにこだわりスカーフを持たせ、さらに加速させた配分案です。
スカーフを持たせることのメリットは
・耐久・火力に努力値をまわせる。
・天候加速組み(フシギバナ、キングドラ等)をまとめて抜ける。
・レジエレキ向けの調整を壊す奇襲性。
があると思います。特に耐久と火力を落とさずにすばやさを確保できる点は非常に優秀で環境の主な先制技を耐える耐久があるため抜群に動かしやすくなりました。技の打ち分けできないもののエレキネットを連打してる場面やボルトチェンジで後続につなげる場面が多いのでその点はあまり気になりませんでした。
思ったよりガチだったのでためしに使ってみてね。
【ダブル】レジギガスドガススタンダード【S12】
どうもあるくです。
S12でドランキッスの後に使っていたレジギガスの構築になります。かがくへんかガスがソードシールドにて追加されたことでレジギガスは実質大幅強化を受け、一気に実戦級になりました。ということで早速使ってみたくなってきましたね…?
構築経緯
レジギガスが使いたい!!
→は確定。
のスロースタートの特性を消すことができる相棒が欲しい。
スロースタートを消す候補としては
◎かがくへんかガス(マタドガス)
○シンプルビーム(ラティアス他)
○なやみのタネ(エルフーン他)
○なかまづくり(アイアント他)
などがありますがダイマックスしているポケモンに効果がなかったり、ギミックに1手必要な点などそれぞれ一長一短ですが、今回は即時反映でレジギガスが苦手な格闘タイプを牽制できる(ほんとうか?)ガラルマタドガスを相棒に選びました。
→が確定。
レジギガス&マタドガスのコンビは特性に頼ったパーティに非常に耐性がありますが、素直にダイドラグーン等を連発してくるドラパルト絡みなどのパーティを苦手とするのでドラパルトと対面で打ち合えるポケモンを裏選出で出せる形にしたいです。ドラパルトと打ち合えるサブエースとしてジュラルドンに白羽の矢が立ちました。
→が確定。
せっかくジュラルドンを採用するのだからじゃくてんほけんギミックを入れてトリックルーム耐性をついでに付与したい。甘殴りできる起動役としてゴリランダーをチョイス。
→が確定。
ゴリランダーはグラスフィールドでじしんを半減できる他、終盤にグラススライダーで〆ていく動きもできて◎
ここまで採用してポケモンたちは飛行タイプと鋼タイプへの打点が乏しかったのでそこを補強しつつ、地面の一貫もついでに切りたい。
→
タイプ一致の電気打点とサブウェポンにねっぷうを採用したサンダーをチョイス。数値が高く、はねやすめとかいでんぱで詰め筋を担える点もGOOD。また構築的に重めなカミツルギ焼却も担当してもらった。
最後の1枠は鋼に打点を持ちつつ、ドラパルトもにらめるウーラオスをチョイス。ダイスチルを積まれやすいレジギガス&マタドガスなのでスチルを無視しながらうてるあんこくきょうだはとってもえらい。
→
完成!
個別解説
レジギガス
本構築の大エース。マイナス特性を持つもののそれを除けば圧倒的な火力、並外れた耐久に高いすばやさと全てを兼ね備えたポケモン。エースとして相手を倒していって欲しいので火力UPアイテムの命の珠を持たせた。色違いを粘った甲斐があったのか要所要所で自覚のある個体でした。
メインウェポンのギガインパクトは確定。ノーマルの通らない鋼タイプを意識して10まんばりきを、ゴーストへの打点としてDDラリアットを選択しました。DDラリアットはダイスチルをとても撃たれやすいので能力上昇を無視できるのもポイント高かったです。ダイアースを積んだレジギガスが無限に強かったのでダイスチル積めるアイアンヘッドなども選択肢かなと思います。
物理のアタッカーですが、マタドガスと組む関係で威嚇はあまりもらわないので鬼火持ちをしっかりマークするプレイングが大事です。あとマタドガスが倒されてしまった後、放置されることが多いですが無視され倒した挙句、調子を取り戻すこともままあるのでスロースタートのターンは数えましょう。なおスロースタートのターンはパラメーターの表示がありません。
マタドガス
マタドガス毒妖@くろいヘドロ(かがくへんかガス・おだやか)
171(244)-99(0)-140(0)-105(0)-116(124)-98(140)
マジカルシャイン/ちょうはつ/まもる/みがわり
ぽけっとふぁんくしょん!
レジギガスの相棒枠。レジギガスが存命のうちに破壊されるとレジギガスが元気をなくしてしまうので生きてることが仕事です。物理耐久自体はそこそこあるのでサブウェポンで弱点つかれる程度ではワンパンされません。技構成は長く生き延びて欲しいのでまもるは確定。レジギガスのダイアタックで相手のすばやさを下げた後に上から置くことで延命できるみがわりをチョイス。ウーラオスへの打点としてマジカルシャインと最後1枠はトリックルームを使わせないためのちょうはつで4枠埋めました。他の候補技としては物理耐性を付与できる鬼火、場持ちをよくできる痛み分け、追加効果を期待できるヘドロ爆弾あたりもかなり有用なので悩みどころです。またこらえるいたみわけもほぼ3ターンの延命が約束される点で面白いかなと思いました。
(まもる→こらえる→いたみわけorまもる)
サンダー
サンダー電@オボンのみ(プレッシャー・ひかえめ)
197(252)-99(0)-105(0)-165(40)-137(212)-121(4)
10まんボルト/ねっぷう/かいでんぱ/はねやすめ
ぽけっとふぁんくしょん!
後半戦でいぶし銀の活躍が光るポケモン。特殊耐久を少し振っていてかいでんぱ&はねやすめで終盤に詰め筋となれる点がめちゃくちゃ偉かったです。役割遂行観点から10まんボルトとねっぷうは確定。残り2枠にはぼうふう、まもる(みきり)、はねやすめ、かいでんぱ等の候補がありますが詰め役としての能力を重視してはねやすめとかいでんぱをチョイスしました。たた無限にまもるが欲しい場面があったので非常に悩ましいです。マタドガスが倒れた際にサンダーにダイアースの能力上昇を吸わせて要塞化するルートも覚えておくと詰めるルートが増えてGOODです。構築的に重めなカミツルギはサンダーで焼くつもりで体力調整ができると尚よし。
ジュラルドン
ジュラルドン@じゃくてんほけん(すじがねいり・ひかえめ)
177(252)-103(0)-136(4)-165(80)-89(150)-109(32)
てっていこうせん/りゅうせいぐん/10まんボルト/あくのはどう
ぽけっとふぁんくしょん!
本構築における裏エース。レジギガスが苦手とするトリックルーム相手とドラパルト等のダイドラグーンを押してくる相手を一挙に倒す任務を帯びた。後述のゴリランダーの地震からじゃくてんほけんを起動して相手のトリックルームを許さない動きがとっても強い。またダイスチルによる能力上昇はサンダーとの相性もバッチリ。すばやさ操作が乏しいパーティなのでダイマックスしたときの消耗の激しさが唯一の懸念点。改良するならばジュラルドンが3ターン生き延びれるための一工夫を入れた構築にしたい。
ゴリランダー
ゴリランダー@とつげきチョッキ(グラスメイカー・いじっぱり)
192(132)-194(252)-111(4)-72(0)-98(60)-113(60)
グラススライダー/はたきおとす/ねこだまし/じしん
ぽけっとふぁんくしょん!
いつもの相棒枠。今回はジュラルドンのサポートと終盤のスイープ、水タイプを担当する。今期はカプレヒレくらいしかよく見る水タイプはいなかったが、なんだかんだ出したらある程度活躍してくれていた。持ち物のとつげきチョッキは疑問枠で(またか)チョッキのおかげで耐えたという実感を得られなかったのでハチマキやまもるを採用してバコウの実やきせきのたねの方がよかったかもしれない。
ウーラオス
最強のタスキ枠。1匹いれておくだけでサマヨール、クレセリアあたりのトリックルーム使いに大ダメージを与えられる。先制技持ちかつ、能力上昇系も無視できる要素は唯一無にでとっても偉い。
選出
基本選出
+サンダー+ウーラオスなど
基本の選出。レジギガスで荒らして後発のウーラオス、サンダーで〆る。サンダーより遅い特殊アタッカーはサンダーで詰められる点がポイント。またダイスチルで積まれてもウーラオスのあんこくきょうだ圏内まで削っておけば後ろから処理が間に合うので覚えておきたい。そのほかダイアース2積みのマタドガスで詰めれるシーン等もあるので誰から削ってどう詰めるかを考えて動けるとぐっと動かしやすくなります。
対トリックルーム
+ジュラルドン+ゴリランダー
+サンダー+ウーラオスなど
対指トリル等。ゴリランダーのじしん+ジュラルドンのダイアーク、スチルで大体のトリックルーム起動するポケモンは倒すことができます。またダイスチルでの能力上昇とサンダーの相性もばっちりなのであと投げする選択肢も持っておくと詰め筋がわかりやすくなって◎
改善点
・レジギガス出せない時の裏選出の強化が必要。
→レジギガスが出せない場面はジュラルドンを出すことが多いんですが、ジュラルドン残り3匹にレジギガスとマタドガスが絡めないので選出パターンがちょっと窮屈です。
マタドガス自体はウーラオスあたりには強いものの他の役割を持ちにくいため、パーティ全体の出力を落としている感があるので裏選出の時にマタドガスの役割を持たせればパワーUPできるかなと思います。
・S操作が乏しい
→ジュラルドンとその取り巻きにすばやさ操作がないので後攻を取りやすく、ジュラルドンの消耗が激しすぎるのもネックです。じゃくてんほけん発動後できればダイマックス終了時まで暴れ倒すことができる形したいのでこの指要員の採用などなにかしら工夫が必要です。またジュラルドン以外の別の裏選出を考える必要があるのかも。
・基本選出時のジュラルドンが物足りない。
→基本選出時はほぼほぼレジギガスにダイマックスを譲るのでダイマックスしないジュラルドンに必然的になってしまうのですが、ダイマックスしていないジュラルドンのパワーが少々物足りない。またそもそも基本の選出に絡んでこれないところも全体としてパワーを考えるとちょっと勿体無いのかもしれない。
戦績
レート1800越え(*'∀'人)!最高412位
最終日に溶かして最終1400位
おわりに
どうだったでしょうか。初組みのレジギガス構築ですがびっくりするほどレジギガスが強いので試しに使ってみてください。また次シーズンにお会いしましょう。
【ダブル】ドラパキッスと後発ヒードラン添え【S12】
どうもあるくです。
冠の雪原環境一発目に組んだ構築の紹介です。ヒードランを使いたいところから始めた構築で環境初期の構築のため、現在の環境では厳しいところもあるかもしれませんが紹介をば。
構築経緯
ヒードランが使いたい!
→が確定。
ヒードランは強力な範囲技持ちで唯一無二の耐性持ちで詰め性能が高めなポケモン。
地面タイプが強烈に苦手かつ特殊アタッカーであるため、ダイアースを積まれる展開を防げる相棒枠としてトゲキッスを採用。
→
2匹の並びはかなり相性補完ができているのでこの2匹をメインの軸として構築をスタート。
ヒードランは4倍弱点持ちなので先発でかち合いやすいランドロスや不意の初手対面で縛られてしまうこと考えると後発から繰り出せる形にしたい。
後発でヒードランが出せる形にするため初手からダイマックスができてトゲキッスとも相性の良いポケモンなんかいないかな…?
→
ガラル最優の戦士ドラパルトをチョイス。いわゆるドラパキッスの並びも獲得してパワーアップ。ヒードランが苦手な水タイプと格闘タイプを半減以下に抑えることができるのもポイント。
ドラパルトトゲキッスで暴れてヒードランで詰めていくのを目指すにあたってはヒードランは少し中途半端なすばやさなのですばやさを落としてトリックルーム下で〆る展開が良さそう。トリックルームの始動役としてはドラパルトが苦手なゴーストは無効、悪・フェアリーに弱点を突かれないポリゴン2をセレクト。
→
ヒードラン、トゲキッス、ドラパルト、ポリゴン2の4匹で倒しにくい相手を考えてみるとボルトロス、カプ・レヒレあたりの飛行・水タイプが思い浮かんだのでそこを強く見れるポケモンで残りを埋めたい。
→、をチョイス。
激戦区の90〜100族を少し超えたすばやさと高い草打点を持っているカミツルギはスイーパーの役割も期待。マンムーはランドロス、ボルトロス、ガラルファイヤーあたりに役割を持てる+ドラパルトのダイホロウでビートしていける点も評価したい。
→で完成。
個別解説
ヒードラン
ヒードラン@こだわりメガネ(もらいび・れいせい)
198(252)-110(0)-126(0)-200(252)-127(4)-73(0)
ねっぷう/だいもんじ/ラスターカノン/だいちのちから
ぽけっとふぁんくしょん!
本構築のスタート。準伝説の名に恥じない高ステータス+唯一無二の耐性が光るポケモン。本構築では苦手とするランドロスあたりを序盤戦で掃討したのち、詰め役として運用していく。ダイマックスをドラパルトに渡す展開が多いので後発からもっとも圧力がかけられるアイテムとしてこだわりメガネを持たせた。まもるがなくて辛い場面も多かったがメガネの火力でないと足らない場面もあったので悩みどころ。他の持ち物候補はもくたん、シュカの実、風船あたり。なお今作噴火もらえるかなと思ったけどもらえなかった…残念。
トゲキッス
ヒードランとドラパルトのサポートを任された白い悪魔。懲役を終えて帰ってきたら電気タイプの準伝説が溢れかえった環境になっていた件。トゲキッス的には向かい風な環境なものの、まだまだ現役。ドラパルトトゲキッスは相手ダイマックスポケモンのダイスチルを誘発する並びなので持ち物はリリバの実をチョイス。ボルトロス、レジエレキに対して強く動けるソクノの実も最近気になってきた。ダイスチルを積まれてしまっても後発は特殊アタッカーのヒードランを据える形なのでダイスチルの防御UPの影響は最小限に抑えられるはず。またヒードランが鋼1/4耐性を持つのでダイスチル盤面では後出しも積極的にしていきたい。
ドラパルト
本構築のダイマックスエース枠。最大限相手に負荷をかけるためにいじっぱり採用。陽気珠ドラパルトの耐え調整が多いのか結構一撃でぶち抜ける場面も多く使用感はかなりよかったです。準速ということでミラー相手の時の場合は抜かれてる前提での立ち回りが必要なもののそれを踏まえても病みつきになる火力。
ほとんどダイマックスするということでげきりん採用してみたんですがこれに関しては一長一短でダイマックス後にすぐ振れる打点がないのはかなり気になりました。ただいじっぱりげきりん打点は調整を壊すという意味でもかなり有用だったのでドラゴンアローあたりに持ち替えるかは悩みどころです。
ポリゴン2
トリックルーム役として構築に入ってきた1匹。過去の配信個体を流用したので細かい配分は不明。
マンムー
補完で入ってきた氷打点枠。冠の雪原で氷弱点の強力なポケモンが多数入ってきたので相対的に評価をぐーんとあげたポケモン。特性のどんかんは威嚇無効なのでヒードランの苦手なランドロスを氷の礫で先制で倒していけるのがとても偉い。ドラパルトと並んでダイホロウビートしていく動きも◎
カミツルギ
補完枠の2匹目。激戦区のすばやさ100をほんの少しだけ抜け出した超火力アタッカー。カプレヒレ討伐隊といってもまあ差し支えない。特殊耐久がほとんどないのでD振り+とつげきチョッキをチョイス。D振りしていると等倍のなんちゃって攻撃で倒されなくなり取り回しがとても良くなります。
基本選出
+ドラパルト+トゲキッス
ドラパルトで荒らしてヒードランで〆るコンセプトの選出。
戦績
3000位から14勝6敗で最高600位ちょっと。
反省点
・すばやさを上げたヒードランだったら勝ちの試合が結構あった。
→例:カプレヒレとのタイマン対面など。
・後発ウーラオスが重い。
→序盤にトゲキッス、ドラパルトを使い倒してしまうと後半のウーラオスが受かりきらない。トゲキッスを温存するか、倒すプランを別に持っておく必要がある。
・ガラルファイヤーが重い。
→処理手順が安定しない+ドラパルトで倒しにくい。ダイホロウ+マンムーのつららおとし+次ターン氷の礫等倒すルートを明確に意識する必要がある。ただドラパルトに素直にダイアーク押されることが思ったより少ない(ダイジェットが多め)ので楽させてもらえる場面もまあまあある。
おわりに
新環境一発目はブラッシュアップする過程で他の構築触ったりしてしまったので正直中途半端な構築になってしまいました。コンセプト自体は良かったので次のシーズンにでももう少しねりあげてみたいところ。